ちょっと変わった年賀状を送ってみた

 

 いまも変わらぬ宣伝の要といえば、ダイレクトメール(DM)が真っ先に挙げられます。対象をしっかり絞れば効果は大きいので、うまく宣伝活用していけないかなあと普段から試行錯誤しています。
 その一環として、ちょうど2009年の年の瀬も迫ったころに、「目立つ年賀状」を作ってみることにしました。
 反応がよければ、宣伝活動にも応用してみたいので、不快にさせるのはダメです。たとえば巨大なスルメに切手を貼って送りつけるとか、イカが嫌いな人は臭いだけで即アウトですからね。

 むしろ喜ばれるもの――そう、年賀状といえばお年玉くじ! あれが普通の年賀状より大量についてきたら、嬉しいと思いませんか?

 そこで完成したのが、このハガキです。


  え、普通の年賀状に見えるって? まあ、このサイズの写真だとそうも見えますね。
 でも裏は、こんな感じなんです。じゃーん。

 これぞ、知る人ぞ知る「四連ハガキ」! 早い時期に注文しなければ、印刷業者ですら入手できない幻の4面付けハガキ用紙です。
 プロは印刷したあとにまとめてハガキサイズに裁断しますが、私はそんなモッタイナイことはしません。このまま送ってしまえば、1枚あたり、お年玉くじが4倍! 面積も4倍でインパクトも絶大! (年賀状配達のバイト少年たち超涙目)

  しかしここで冷静になりました。念のためと、このままポストに入れても問題ないかを郵便窓口で確認しました。
  ほら、50円表記×4つ=200円が印刷されているわけですよ。単純考えてもOKでしょ? あれ、なんかあちこちに電話かけはじめちゃいましたよ。いろいろ事情を説明しているみたいですが。
「さすがにそういう質問をされたのは初めてのことなので」
  なかなか結論が出ないようです。
  かなりしばらく待たされて、その局でいちば偉そうな人が出てきました。
「裁断することを前提にした製品ですので、切らずに投函すると、この表記は全て無効になってしまいます。封筒に入れて、定形外郵便として出していただきたく……」

 え、そうなの? ってことは、1枚200円でこの紙を買って、さらに送料120円かかるの? さて全部でいくらでしょう。320円ですだよッッ!

 本当にそういう規定なのか、一部の郵便局の判断なのかが不明瞭でしたので、試しに何もせずそのままポストに入れてみたところ――
  正月早々、1月1日付で戻ってきました。

 しかも、日本拳法連盟の理事長あての年賀状(笑)。

 あーそうですか、わかりました、わかりました。私が全面的に悪ぅございました。
 とりあえず反省しつつも封筒には入れず、120円切手を貼って再投函。
 電話で確認したところ、翌日には届いてくれたようでした。良かった。

 でも120円がもったいなかったので、近隣在住の方々数名ぶんは、歩いて郵便受けに入れてきましたとさ。ちょうど玄関前でタバコを吸っていたI先輩には、新年のご挨拶もできたので満足。
 しっかし、新年早々なにやってるんだかですね、私は。

 2011年の年賀状素材