横浜道場

横浜道場
事務局:神奈川県横浜市磯子区
最寄駅:JR根岸線「新杉田」
URL: http://www.nipponkenpo.jp/

訪問日時:2002年9月のものです。
現在、横浜道場の練習場所は、横浜市立富岡東中学校格技場になっています。


日本拳法の道場が多い神奈川県では、県内練習生の多くが一度は訪れるという場所がある。
神奈川県拳法の巡礼地とも言えそうな、それが横浜道場だ。
この道場は、立正大学OBである小野謙治氏が運営するもので、団体戦でも幾度となく上位入賞を果たし、優れた選手を育ててきた実績のある団体である。

この道場の練習場所は、とある会社の敷地内にある平屋の建物。
本来は社内の福利厚生のために使われていたもので、講道館柔道の創始者である嘉納治五郎氏とゆかりのある人物が建てたものだが、いつしか使われなくなり、やがてはクモの巣まで張ってしまうありさまに。

それまで外部の施設で練習をしていた小野氏は、それならばと建物を借り受け、整備をし、現在の姿にまで復元したのだ。
掃除された建物を見て、管理する企業のほうでも大喜び。
今ではその企業の柔道部なども利用する形となってはいるが、建物の中は日本拳法のために完全に模様替えされている。
これではどちらが建物を貸しているのかわからないぐらいだ。

←道場の広さは40畳。柱にクッションを巻いているのは、安全確保のためだけではない。吸収材をうまく利用してて、スタンディングバッグ状の拳座にもなっているのだ。
←練習風景をじっと眺める小野謙治氏。訪れる練習生は、高校生から定年退職後の年配者までさまざま。
←その日にそろった全員で記念撮影。来訪者はノートに連絡先と氏名を書くだけで、誰でも練習に参加できる(要・事前連絡)。

 企業の敷地内にあるため、入口にはレール式のゲートがある。守衛室に名前を書いて先に進むと、道場の近くの道に、こんな言葉が掲げられていた。
 「技術は人を進化させる――ゲーテ」
 工業系の会社なので、なるほどふさわしい言葉であったが、「これ、そのまま拳法に当てはまるんだよね」と小野氏が語ってくれたのがとても印象深かったのである。

●ワンポイント講習
←拳座をたたき続けることでこうなったという小野氏の盛り上がった掌(たなごころ)。

←きっちりと作った拳は、真っ平らだ。ここまでになると、コンクリ壁を殴っても痛くなくなる。
←拳を横から見たところ。きっちり握りこむことで、はじめて突きの威力が発揮される。